表現教育
国際化、情報化が進展する現在、私たちは相互に情報を交換し、意思の疎通を図りながら自己を確立していくことの必要性を再認識するようになりました。思考力や想像力を養うこと、感性を磨き心情を豊かに表現することは、今後ますます求められるところであり、それは21世紀を担う子どもたちにおいても例外ではありません。
今、学校教育の現場では、子どもたちの言語運用能力、特に表現力の育成に力を入れることによって豊かな心の成長を図り、自己を確立していくための工夫が積極的に行われてきております。
自然とのふれあい、ボランティア体験、読書活動、四季折々の年中行事、体育祭・文化祭といった学校行事などの体験を通して、子どもたちは心身共に成長を続けます。そして、毎日の生活の中で得た感動は、自らの心の内を豊かにし、自然や人を思いやる心を育むとともに、自分という存在について深く見つめ、考えを深める好機になるといえます。
表現教育事業では、意思伝達の手段である「言葉」に着目し、文章を書く、俳句を詠む機会を通して言語力、文章力、表現力を高めていくことが子どもたちの倫理観・道徳性の涵養につながるのではないかと考えております。
|
 |