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2012年度オックスフォード上廣センター報告


上廣倫理財団の助成により2003年にオックスフォード大学内に設立された当センターは、倫理学の実践的な問題に取り組む研究所として、生命倫理、医療倫理、環境倫理、気候変動をはじめとする諸分野で先進的な研究を進めて参りました。当センターは開かれた意見交換を重視し、特定の教義やアプローチに偏重せず、個々の研究者の主張を促し、理性的な対話と反省的な思考のための場として機能してきました。2012年度の主な研究業績を、以下のとおり報告致します。



当センターに所属する研究者の2012年度業績を総合して概観すると、書籍の出版が5冊、学術誌掲載論文数が101回・口頭発表が231回、メディア露出数が245回となっております 。また、客観的評価としては、英語圏の哲学研究の大学ランキングを発表している「哲学グルメレポート」により、ハーヴァード大学、プリンストン大学と並び、オックスフォードの応用倫理学研究は一位グループにランク付けされております。

■研究成果のハイライト
•AHRC(英国技芸・人文学リサーチカウンシル)より14ヶ月間に渡り助成を受けてきた「科学と宗教紛争」プログラムが無事終了を迎えました。2012年6月に研究成果を総括する国際会議が開かれた他、2013年5月に編書『宗教・不寛容・紛争』 (Religion, Intolerance and Conflict: A Scientific and Conceptual Investigation, eds. S. Clarke, R. Powell and J. Savulescu, Oxford University Press)が出版される予定です。
•年次上廣レクチャーとして、2012年秋にジャネット・ラドクリフ=リチャーズ教授が‘Sex in a Shifting Landscape’と題して計3回の講演を行いました。
•当センター研究員のトーマス・ダグラス博士が、脳科学と犯罪防止にまつわる倫理的諸問題の研究に向け、ウェルカム財団より450,000ポンドの研究費を新たに授賞しました。

■公開討論
開かれた対話と意見交換の実践として、当センター所長ジュリアン・サヴレスキュ教授は数々の公開討論に参加しています。今年度に開かれた討論の例として、以下のものが挙げられます。
•自殺幇助について。ナイジェル・ビッガー氏(オックスフォード大学道徳・牧会神学教授)、アンソニー・レンパート氏(世俗的医療フォーラム代表)、マイケル・アーウィン氏(前国連医療所長)との対話。2013年2月14日、オックスフォード・ブルックス大学にて。
•宗教的倫理と世俗的倫理の対話の可能性について。チャールズ・カモジー氏(フォーダム大学キリスト教倫理学助教授)との対話。2012年10月19日、オックスフォード大学にて。
•デザイナー・ベイビーについて。オーストラリアのテレビ番組SBS Insightへの出演。

■客員研究員
外部助成金の授賞により、以下の3名の倫理学者をオックフォードに招聘することができました。
•トニ—・コーディ—教授。豪メルボルン大学より、レヴェヒューム客員教授として招聘。
•ジェフ・マクマハーン教授。米ラトガース大学より、アスター客員教授として招聘。
•フランシス・カーム教授。ハーヴァード大学より、ウィンチェスター客員教授として招聘。

■その他、学生、研究員の受け入れ制度
当センターへの在外研究申請、留学申請等の増加を受け、2012年秋より新たにアカデミック・ビジター制度を創設しました。その一環として、上廣倫理財団からの支援により、オックスフォード・上廣・セントクロス奨学金制度を開始しました。2012年度には、京都大学博士課程在籍中の学生を一名、当センターへの留学生として受け入れております。

■国際諮問委員会
オックスフォード上廣センターの運営に当たり、以下の先生方をはじめとする多くの諮問委員に助言を頂いております。
赤林朗教授(東京大学)、位田隆一教授(京都大学)、一ノ瀬正樹教授(東京大学)、島薗進教授(東京大学)、西垣通教授(東京大学)、デール・ジェーミーソン教授(ニューヨーク大学)、ピーター・シンガー教授(プリンストン)、アレン・ブキャナン教授(デューク)、ダニエル・ブロック教授(ハーヴァード)、ジョナサン・グラヴァー教授(ロンドン大学)、ピーター・シーハン教授(ヴィクトリア大学)。

■オックスフォード上廣センターの運営について
当センターの運営には以下のメンバーが携わっています。ジュリアン・サヴァレスキュ教授(所長)、ガイ・カヘーン博士(副所長)、ロジャー・クリスプ教授(運営委員)、トニー・ホープ教授(運営委員)、蛭田圭博士(国際交流)。

 

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