社会文化
ソーシャルメディア依存社会研究会
加速するデジタル化のなかで、「私たちの社会がいかにソーシャルメディアに条件づけられるようになっているのか」「倫理的に配慮されたソーシャルメディアの構築はいかにして可能か」といった論点を学術的に考える研究会を2023年に立ち上げました。
情報倫理の理論や、ソーシャルメディアのアーキテクチャ、法・政策、教育実践などの観点から検討を進めます。問題点を挙げるだけでなく、ソーシャルメディアを使って社会問題を解決しようとしている事例や、ソーシャルメディア自体を倫理的な方向へシフトさせるような取り組みも積極的に取り上げます。
いま、「Trusted web」「Trusted Internet」などインターネットに「信頼」を埋め込もうとする流れがありますが、それと関連してソーシャルメディアに倫理を埋め込むことも目指されるべきだと考えています。
研究期間:2023年4月~2026年3月
研究期間終了後、論集を出版予定
専門分野:メディア研究、情報倫理
所属:青山学院大学総合文化政策学部准教授,青山学院大学革新技術と社会共創研究所所長
学位:博士(学際情報学)東京大学
主な著書:『未来技術の倫理』(勁草書房,2020),『AI・ロボットと共存の倫理』(共著,岩波書店,2022)
専門分野:メディア論、メディア・リテラシー
所属:武蔵大学社会学部准教授、武蔵学園データサイエンス研究所員
学位:博士(学際情報学)東京大学
主な著書論文:『プラットフォーム資本主義を解読する: スマートフォンからみえてくる現代社会』(分担執筆、ナカニシヤ出版、2023年)、『ソーシャルメディア・スタディーズ』(分担執筆、北樹出版、2021年)
専門分野:教育学、図書館情報学、メディア・リテラシー
所属:法政大学キャリアデザイン学部教授、法政大学総合情報センター所長
学位:教育学修士 東京学芸大学
主な著書:『デジタル・シティズンシップ』(大月書店)、『メディアリテラシーを学ぶ』(大月書店)など
専門分野:図書館情報学
所属:聖学院大学基礎総合教育部教授
学位:修士(図書館情報学)シティ大学ロンドン
主著:Existential dependence relations of documents in the context of preservation, Journal of Documentation, 2023, 79 (2), 341–356.; A note on law and economics of legal deposit systems, Libri, 2022, 72 (4), 393–403.
専門分野:異常心理学、幸福研究
所属:広島大学大学院人間社会科学研究科准教授
学位:博士(教育学)東京大学
主な著書論文:『他人を傷つけても平気な人たち』(河出書房新社,2015),『Longitudinal relationships between anxiety, depression, repetitive negative thinking and headache among non-clinical students after one week and one month』(International Journal of Cognitive Therapy,2023)
専門分野:図書館情報学、情報倫理学
所属:東海大学資格教育センター社会教育学系准教授
学位:博士(情報学)図書館情報大学
主な編著書:『生きる意味の情報学:共創・共感・共苦のメディア』(東海大学出版部, 2022), 『情報倫理の挑戦:「生きる意味」へのアプローチ』(学文社, 2015)
専門分野:ジェンダー研究, メディア/文化研究
所属:明治大学情報コミュニケーション学部准教授
学位:社会学博士 ルール大学(ドイツ)
主な著書:『デジタル社会の多様性と創造性』(共編著, 明治大学出版会, 2023), 『クリティカルワード メディア論』(共著, フィルムアート社, 2021)
専門分野:情報哲学、言語哲学
所属:立教大学大学院人工知能科学研究科
学位:Ph.D.(Philosophy)
主な著書論文:科学技術をよく考える(共著、名古屋大学出版会 2013)、Utilitarian Deontic Logic (Advances in Modal Logic 5 211-230, 2005, King’s College Publications)