概要

2002(平成14)年オックスフォード大学セント・クロス・カレッジに寄附講座が設置され、応用倫理学分野における全世界への公募を通して、ジュリアン・サヴァレスキュ教授が、上廣チェアーに就任いたしました。翌2003(平成15)年上廣応用倫理センターが設立されました。
センターは幅広い議論と深い考察を倫理学によって促進し、様々な分野の研究を支援する一方、特定の考えや思想、哲学、あるいは方法や見解にこだわらない実践的な倫理によるアプローチを目指して活動を行っております。

近年の急速な科学的進歩により、とくに倫理的判断の必要性が強調されています。生命倫理では、ゲノム編集などの新しい技術において、開発が成功すれば遺伝による病気が根絶され、無病のゲノムを将来の世代に引き継ぐことまで期待されています。しかし、それは親が無病の諸特性を編集できることも意味しています。こうした新しい技術への倫理性について探求しながら、世界的視点で科学の進展と倫理の課題が研究されています。

オックスフォード大学上廣応用倫理センターの主な事業は、

・上廣・カーネギー・オックスフォード会議をはじめとする国際会議の開催や出席
・応用倫理分野における研究及びプロジェクトの推進とスタッフの教育
・上廣レクチャーの実施及びレクチャーシリーズの学術出版、などです。




上廣応用倫理センター・チェアー<br> (オックスフォード大学)

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